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2016-10-18

『代々木の集い』が開催されました。(代々木警察署管内)

2016.10.17 午後2時より

全国地域安全運動(期間:10月11日~10月20日)キャンペーンとして、
『代々木の集い』が代々木八幡区民会館において開催されました。

会場には大勢の地域の皆さんの参加があり、防犯意識、規範意識の高さを感じました。
はじめに代々木警察署長、渋谷区長、代々木防犯協会長及び警視庁のご来賓の方の挨拶のあと、2部として「母さん助けて詐欺被害防止」の実演劇が行われ、3部では、有名講談師による講談を鑑賞しました。

あいかわらず、詐欺、特殊詐欺の被害はなくなりません。
オレオレ詐欺は巧妙化して「劇場型詐欺」となってきております。

2部で行われました詐欺被害防止実演劇の内容を(特殊詐欺の一例になります)おおまかにご紹介させていただきます。※実演劇はとても名演技でした
→息子を名乗る犯人から母親のところに「電車で網棚にカバンを忘れた」、「カバンの中に携帯電話と今日、取引先のお客さんに支払うための小切手が入っていた」、「だから今、僕の携帯がないから上司の携帯電話を借りて電話をかけているので、駅から落し物の電話があったらこの携帯電話にすぐに電話をして!」と電話があります。しばらくしますと犯人の共犯者が、駅の落し物係を装い「息子さんのカバンを落し物として預かっているので駅の落し物係りまで取りに来てください」と電話が入ります。
母親は、息子が教えてきた上司の携帯電話に「駅の落し物係りにカバンが届いている」と息子に電話で伝えます。その後、息子より「今、駅の落し物係りにカバンを取りに行ってきたが、カバンはあったけどカバンの中に入っていた小切手と携帯電話が盗まれていた」と電話が入ります。そこで息子を名乗る犯人が困り果てた口調で「失くした小切手は1000万円なんだけど、部長と自分で800万円は都合つけるので母さん、なんとかして200万円貸してくれないか?会社にばれたら首(クビ)になってしまうよ・・・」と母親を騙します。「自分はお客さんのことろにこれから謝りに行かないとならないので、会社の同僚の○○君が母さんのところにお金を取りに行くからお金は○○君に渡してあげて!」といいます。しばらくして○○君(受け子)が母親の家ににお金を取りに来て、詐欺に引っかかってしますというわけです。

あくまでも特殊詐欺の一例です。この手の詐欺の被害防止には、
・本当の息子さんの携帯電話に電話をして確認する。
ことが一番の対策です。

ほかにも、
悪質商法による被害があとを絶えません。
訪問員が家を訪れ上り込み、水道水が汚れている・布団にダニがいる・
など言って法外な料金を架空請求したり、必ずもうかる、必勝法を教える、
老人ホームの入居権利が当たったなどと言い騙してきます。

訪問販売のトラブルには、クーリングオフが適用される商品もありますので、悪徳商法にお困りの方は、消費者センターまたは警察までご相談ください。

また、今回はインターネットをとおして『代々木の集い』のイベントを知り、日本の大学に留学中のアメリカ人大学生の参加もありました。

以上のように、たいへん勉強になる集いでした。

 

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代々木防犯協会 03-5350-0830